Xboxの次世代計画が流出――2028年に「クラウドハイブリッド」コンソールが計画中

Xbox's next-gen plan leaked――Cloud Hybrid console planned for 2028

Xboxの今後の計画を詳述したいくつかの機密文書がFTC対マイクロソフト裁判のためにリークされました。これには、Microsoftの次世代のゲーム機の計画を詳細に説明したスライドも含まれています。将来のゲーム機は「クラウドハイブリッド」テクノロジーに焦点を当てており、AIと機械学習の活用がゲーム技術においてより一層推進されることが予想されます。

Xboxの文書で示されている次世代のビジョンは、「クライアントとクラウドの組み合わせたパワーを活用して、より深い没入感と全く新しいゲーム体験を提供できる次世代のハイブリッドゲームプラットフォームを開発する」というものです。

“Next Generation Xbox early details (Release in 2028, Cloud-Hybrid games, potentially switching to Arm)” https://t.co/0FWeXNJnlW pic.twitter.com/ueuuPauUx1

— Wario64 (@Wario64) September 19, 2023

重要な戦略的な意思決定の表には、MicrosoftがNintendo Switchと同様にARM64 CPUへの切り替えを検討していることが示されています。また、「グラフィックスイノベーション」という項目では、Microsoftが次世代のゲーム機にDirectXのレイトレーシングを取り入れることや、機械学習によるグラフィックの向上に取り組んでいることが示されています。

全体的に、Microsoftは次世代のゲーム機においてAIと機械学習に重点を置いているようで、「プレーヤーやクリエイターのためのゲームパフォーマンス、オペレーション、開発の最適化と加速に利用する」としています。Microsoftが「AI&MLによってパワーアップする可能性のある機能」の一覧表では、マッチメイキングやプレーヤーの発見、AIによるゲームのテスト、収益最適化などの領域がリストアップされています。

次世代のゲーム機に関連する「主要な革新」として挙げられているのは、「没入型のゲームおよびアプリプラットフォーム」であり、誰でも独自のゲームを開発できるようになるものです。おそらく、Robloxの開発プラットフォームに似たものでしょう。これは、Xboxのエグゼクティブであるサラ・ボンドが最近述べた、AIがプレーヤー自身がXboxエコシステム内でゲーム開発者にもなる可能性をより一層促進するという考えに合致しているようです。

リーク情報には、来年発売予定のMicrosoftの中世代リフレッシュに関する詳細も含まれており、ディスクレス版のXbox Series Xでストレージが増加することが特筆されています。